2月2日の学習会で発表される東近江市の見解書

2月2日に夜9時から、八日市文化芸術会館で行われる「東近江市民による電話での愛荘町役場への同和地区問い合わせ差別事件真相報告学習会」で発表される、東近江市の見解書を入手しました。以下にアップロードしています。
東近江市民による電話での愛荘町役場への同和地区問い合わせ差別事件にかかる見解-2010-1-15.pdf
要は、愛荘町役場に同和地区を問い合わせたことは、差別事件になると見解を変更しています。ただ、もう既に愛荘町の同和地区は長塚、川久保、山川原であると事実上明らかになっていますし、私が問い合わせた件は問題になっていないので、解放同盟と西澤市長との間の政策協定を守る以外に意味のない見解ではあります。
学習会に参加する方は、ぜひ読んでみてください。

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2月2日口頭弁論の原告準備書面

東近江市に対して隣保館、教育集会所の公開を求めている裁判で、次回(2月2日13時20分)口頭弁論の準備書面と、追加の証拠(地域総合センター付近の写真)を提出しました。全文PDFにて掲載します。
原告-準備書面-甲7-H22-1-29.pdf
原告の主張は、要約すると次の通りです。
・意識調査は当てにならないこと
・地域総合センターの場所が公であることの補強
・公布された条例は、ネットで公開されているかどうかに関わらず公のものであること
また、同日の夜には「東近江市民による電話での愛荘町役場への同和地区問い合わせ差別事件真相報告学習会」というイベントが19時から八日市文化芸術会館で開かれるそうです。
情報によれば、東近江市からは市長と部長クラスが、愛荘町からは町長が出席します。メインの講師は北口末広さんです。

愛荘町内の解放同盟支部の名簿も流出

さらに、長塚支部、川久保支部、山川原支部の名簿がアップロードされ、さらに次のメッセージが添えられていました。確信犯のようです。

ずさんな名簿管理で部落差別を拡大させ、自らの責任を自らで問えない者が、部落差別解決に向けた取り組みを行おうという行為がすでにエセ同和行為である。
部落解放同盟滋賀県連合会は自分達でない他者の行いを、数々の糾弾という行為でねじ伏せ自分達に有利に物事を動かすことが部落差別を生んでいる事に気が付くべきである。
貴方たちは勝ち取ってきたのではなく。奪ってきたのである。
同様に、東近江市に対しても部落解放同盟滋賀県連合会は糾弾という暴力的な行為を愛荘町を従わせ行った。そして部落解放同盟滋賀県連合会の自己利益のみを追求したばかりに東近江市民や愛荘町民に対し、また部落解放同盟滋賀県連合会に対し部落差別という溝を作った。
滋賀県に部落差別が存在するから部落解放同盟滋賀県連合会を存在させる必要はない。
もし部落差別解放のために部落解放同盟滋賀県連合会が存在することが必然ならば、ずさんな名簿管理により55支部の会員名簿を無線LANで公共の電波ごとく流し公開していた部落解放同盟滋賀県連合会は部落差別の元凶であり部落差別を拡大させている原因だ。
「部落解放同盟滋賀県連合会による愛荘町内の支部員名簿流出事件真相報告集会」を開くことは東近江市・愛荘町にとってラストチャンスかもしれない。
もし、現在の部落解放同盟滋賀県連合会が部落解放に向けた行為を行っているというのであれば、私が行っている行為も部落解放に向けた行為であり、それは部落解放同盟滋賀県連合会の名簿管理体制について糾弾することである。

他に、部落解放同盟滋賀県連の幹部が刑事告訴しようとしているとか、警察と総務省が動いているといったことが書かれていました。
東近江市や愛荘町の件に反感を持って行っているようですが、私としては、知らない人が知らないところで何かやっている、ということしか分からない状態です。
刑事告訴について私の考えですが、この人の言っていることが本当だとしたら、例えば役所のロピーのようなところに名簿が放置してあって、その中身を勝手にコピーされるなり、書き写されてしまったということと同等の案件ということになります。日本では「情報窃盗」という罪はないので、勝手に名簿の情報を得たこと自体は罪に問えません。
個人情報保護法という法律がありますが、あれは個人情報で商売する事業者が対象なので、今回みたいに政治団体がらみで、個人が意図的に情報を流出させた場合は無力です。なので、不法侵入だとか著作権侵害だとかDVDのような「物品」を盗んだとして、別件で無理やり挙げているのが実情です。今回の場合、建物の外や、公共施設のロビーのようなところで電波を受信したのなら不法侵入ではないですし、過去の判例を見ると単なる名簿が著作物と判断される可能性も低いです。電気のような消費されるものなら物品とみなされて窃盗になりますが、電波に載っている情報は、盗んだからといって減るわけでもないので、窃盗にはならなさそうです。一応、電波法で情報の窃用が禁止されてはいますが、特定の相手方を対象とした通信が対象なので、無線LANで不特定多数に公開していたのであれば、これも適用されません。
あとは犯行声明のようなものが出ているので脅迫や強要にあたる可能性があるかも知れませんが、金品を要求したり危害を加えるというのではなく、単なる政治的主張とも取れるので、微妙なところだと思います。

1月31日に「インターネットと人権」の講演会があります

1月31日午後1時30分に鳥取市のとりぎん文化会館小ホールで「インターネットと人権」という講演会があります。講演者は「財団法人反差別・人権研究所みえ」の松村元樹さんです。
実はこの人は、インターネット上に部落地名総鑑全国版が流出していると主張していた人です。
以前の記事で紹介していた圧縮ファイル中のテキストが、おそらくその実物だと思います。
さらに、講演に行く方は、ぜひ以下の文書も読んでみてください。鳥取市の場合、地区会館と集会所はほとんどの同和地区に設置されているので、以下の文書は鳥取市の同和地区をほぼ網羅するリストになっています。
鳥取市地区会館管理規則
鳥取市集会所管理規則

より大きな地図で 鳥取県内の同和地区(被差別部落) を表示

同和地区を公開すると住民や出身者の権利利益が害されるか?

東近江市に対して隣保館、教育集会所の公開を求めている裁判で、東近江市の準備書面が届きました。市側はあくまで争うということです。
東近江市-準備書面-H22-01-22.pdf
要約すると、次のことが書かれています。
・同和地区を特定できる情報を公開すると、同和地区居住者、出身者の権利利益が害される。
・同和地区を公開することは、東近江市個人情報保護条例に反する。
・失効済みの条例の内容は容易に入手できないので、公にされている情報ではない。
・原告は同和地区関係施設の公開を求めており、それは条例外の情報である。
ところで、昨年の12月15日のことですが、東近江市の平田駅から八日市駅まで、近江鉄道に沿って散歩してみました。現地を見たところ、非常に分かり易い位置に、隣保館や教育集会所の方向を示す案内板が出ていました。近江鉄道沿線にある、平田駅前集会所、アミティーあかね、小脇町宮会館は地図を見なくてもすぐ分かりました。
また、どの地区にも共通することとして、集落の入口に住宅案内図があり、どこに誰が住んでいるか、一目で分かるようになっていました。本当に隣保館や教育集会所の周辺(要は同和地区)に住んでいることが分かると深刻な問題が起こるなら、こんなことはしないと思います。
次回口頭弁論は、2月2日 13時20分、前回と同じく大津地方裁判所で開かれます。

解放同盟滋賀県連の名簿をアップロードした人のメッセージらしきもの

さらに、十里支部の名簿がアップロードされ、犯行声明みたいなものが添付してありました。

部落解放同盟滋賀県連合会委員長建部五郎へ告ぐ
ずさんな名簿管理体制により55支部の会員名簿が外部へ流出し
現在8支部(594名)の会員名簿がインターネット上に流出してい
る事実をマスコミ各社に公表し関係各団体ならびに解放同盟滋賀
県連会員全員に対し部落解放同盟滋賀県連合会の公式な謝罪文を
送付するとともに早期に自らの責任と自らの意思をもって委員長職
を辞職することを要求する。
本件は一般人に開放された状態であった無線ネットワーク内の
共有フォルダに会員名簿を誰もが観覧できる状態で保存していた
部落解放同盟滋賀県連合会のずさんな情報管理体制と社会的責任を
委員長建部五郎に追求するものであり決して脅しではない。

だそうです。
おそらく、公共施設等の誰でも使える無線LANか、管理者が手抜きをしてパスワードをかけていない無線LANにつながっているPCの共有フォルダに名簿を一式入れていたという意味だと思います。

部落解放同盟滋賀県連合会の7つの支部の名簿が流出中

ご存知の通り、年末から年明けにかけて、コメント欄に部落解放同盟滋賀県連合会の支部名簿が投稿されています。
現在、末広、住吉、虎姫、川尻、橋岡、甲西、長寺の支部名簿が流出中です。
おそらく解放同盟の規約からすると、名簿の住所はほとんど全て同和地区で、名簿に掲載されている人も、解放同盟が言うところの、原則同和地区出身者ということになるわけですが、部落地名総鑑.zipの時みたいな、法務局の削除依頼は来ていません。
いずれにしても、部落解放同盟も、このブログも、個人情報保護法の規制対象外ですし、単なる名簿に著作権があるとは考えられないので、このまま放置します。
ちなみに、以下のアドレスで Download Now! を押して50秒待ち、Click here to start your download のhereをクリックすると名簿をダウンロードできます。ウイルス等はありませんでした。
http://www.zshare.net/download/(FC2の規約に抵触するようなのでアドレスは自粛)/