あるバス会社の社内報の内容

同和問題学習資料「企業・職場における同和問題の取り組み」鳥取県部落解放研究所(平成5年1月18日)より引用
先日、米子営業所に大へん嬉しい手紙が届きました。
前略、7月9日、午後6時10分ごろ、日の出町から高島屋前まで貴社のバスを利用させていただいた者ですが、実は乗車してから小銭の持ち合わせがないことに気づきました。(財布の中に5,000円札しかなく)運転手の方に両替をお願いしたところ「5,000円札は両替できません。この次に○○バスに乗られた時に今日の料金と一緒に払っていただけたらけっこうです」と言われました。大へん迷惑をおかけして申しわけありませんでした。
しかし、普段○○バスを利用することはほとんどなく、次はいつ乗車するかわかりませんのでこのようなかたちで運賃をお返しさせていただきますことをお許しください。
たしか、バスのナンバープレートが<12-61>で運転手さんは長谷川さん(仮名)と言われる方でした。
どうもありがとうございました。
とあって郵便書留(642円)で、130円が入っていました。
私はこれが水平社宣言に言う「人間を尊敬すること」だと思いました。人の心を傷つけないように気を配り、乗客を信頼する運転手。その細かい配慮を感謝し、信頼にこたえようとするお客さん。この心と心の響きあいが、本当の意味の人間尊重・人権尊重だと思いました。
このお客の行為に感激した米子営業所長は、感謝の印に1,000円相当のテレホンカードを持って行かれたとのことです。
わずか130円が、双方合わせて1,642円の出費になりましたが、人の心の美しさは、お金の多寡でないことを教えてくれました。
米子での最高の土産でした。


なんか面白かったので引用しました。

コメント

コメント(1)

  1. あきログ on

    鳥取インフルエンザは自由を殺す(鳥取県人権救済条例)

    鳥取インフルエンザは自由を殺す何の事だと思われるのでしょうが、あのアクセス上位の人気サイト「探偵ファイル」が鳥取県の人権条例反対運動を取り上げてくれたのです!探偵フ