鳥取商工会議所の同和対策課は幸町?

鳥取市で一番目立つ建物と言えば、何といっても三洋製紙工場の煙突です。鳥取駅前のライブカメラからも、もくもくと蒸気を上げる姿を見ることがでます。
その裏手に、いつもでかでかとスローガンが掲げてある建物があります。それが幸町(さいわいちょう)の解放センター(中央隣保館)で、ここは鳥取市はおろか、鳥取県の人権・同和行政の県庁と表現しても過言ではない場所です。ここは鳥取市の施設なのですが、部落解放同盟鳥取県連合会や部落解放同盟鳥取市協議会が入っています。鳥取市人権情報センターもここにありますね。
ここに入っている部落解放鳥取県企業連合会も解放同盟とは切っても切れない関係にあるわけで、例えば企業連の肩書きで講演する一方で、解放同盟鳥取市協議会の役職を持っている人物がいたりします。
さて、企業連について調べている過程で、奇妙なことが分かってきました。それは、企業連と鳥取商工会議所同和対策課の電話番号が同じである、ということです。鳥取商工会議所のホームページにその電話番号が掲載されていました。
実は、鳥取商工会議所同和対策課は、 部落解放同盟鳥取県連合会と共に鳥取市同和地区中小企業特別融資資金の申し込み窓口になっています。しかし、鳥取商工会議所同和対策課と企業連の電話番号が同じということは、どちらも幸町の解放センターにあるということになります。
鳥取商工会議所に電話して聞いてみると、そのことはあっさりと認めました。理由を聞くと、「今、決算の時期でね、そちらに出向している。よく分からんけどね、電話を共有で使っとるんでないかな?」ということでした。
ところでこの融資制度ですが、鳥取市同和対策総合計画によれば、融資実績は減少傾向です。利子を軽減するための補助金制度もあるのですが、ここ数年の給付実績はゼロの状態が続いています。

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