つい最近倉吉行われた同和教育の内容が分かるウェブサイトを見つけました。
部落出身を自称する講師による講演会がおこなわれており、以下が講師のプロフィールです(リンク先のサイトに書かれていたので、そのまま載せます)。
橋本智洋さんプロフィール
1967年 岩美町に生まれる。
1990年 小学校教職員として勤務。
2000年 自分が被差別部落出身であることを同僚、こどもたちに語る。
2001年 第9回岩美町部落解放文化祭で自分の生い立ちを語り、唄う。
以来、自分と部落差別の問題とのかかわりを、振り返ることを通して考えつづけている。
現在、鳥取市立末恒小学校勤務
鳥取県部落出身教職員連絡会所属
部落解放同盟岩美町恩志支部同盟員
人権教育講演会
参加された方の感想を1つピックアップします。全ての感想はこちらからご覧になれます。
隠しても隠しても逃げても逃げても苦しくて仕方がない、もやもやした苦しみを率直に語ってくださったのが、新鮮だったというか納得できたというのが素直な感想です。今まで差別に対する怒りや差別に立ち向かっている方の強い生き方を聞くことが多かったので、自分の生い立ちの中でその都度感じられたことや考えられたことを振り返りながら語ってくださったことがありがたかったです。
自分自身を振り返りながら聞きました。差別は私とあなたの具体的なかかわりの中でなくしていくもの、自分自身を見つめ振り返ることを通してなくしていくものということはその通りだと思います。しかし、一方で「自分自身を振り返る力」をどう育てていくかということが大きな課題となってきているのではないかと思います。各家庭での子育ての中で、また学校生活のさまざまな体験の中で「振り返る力」は育てられていくのではないかと思います。
いじめた子に振り返らせることは難しいという言葉に一番どきっとしました。自分の中にある差別意識に気づかない限り差別はなくならないとすると、部落問題の解決をはじめ、人と人とのかかわりの中で生まれてくる差別をなくしていくためには今まで以上に努力や本気の取り組みがなければいけないのではないかと思います。
まず自分自身が「振り返る力」をと思うので、また講演会等に参加していきたいと思います。
歌詞の中にたくさんの本音の言葉があり、自分も詩を書いてみると本心に気づくかもしれませんね。きれいごとでなく…
私は部落差別を永続させる教育のしくみ「鳥取ループ」が存在すると当初から主張しているのですが、まだまだ健在のようです。
「自分の中にある差別意識に気づかない限り差別はなくならない」のであれば、差別意識はないと皆が言っていれば差別はなくならないということになるし、差別がなくなるのなら差別意識はあると皆が言うことになるので、矛盾しますね。鳥取県の公式見解は、部落差別の意識があるから部落問題は解決していないということなのですから。
本当に部落差別をなくしたいなら、こういった矛盾した指導を行わないように教育委員会は監督すべきでしょうね。