最高裁での弁論の争点

提訴から4年、いよいよ最高裁へと持ち込まれた、滋賀県を相手とする裁判ですが、弁論の期日が近づいております。

答弁書等をこちらで公開しました

答弁書はもう少し手直しするかも知れません。

最高裁は、滋賀県情報公開条例6条1号に関係する事柄を争点から除外して、条例6条6号だけを争点としようとしています。これが何を意味するかというと、滋賀県情報公開条例を見ると分かる通り、6条1号は個人の権利利益が関係していますが、6条6号は県の事務事業への支障が関係します。

おそらくですが、「同和地区施設の場所が公開されると個人の権利利益が侵害される」という議論は既に破綻してしまったためだと思われます。特に、法律や条例等で公開される情報は公開されることが滋賀県情報公開条例に明記されているので、地方自治法が公の施設である同和地区施設の場所の公開を予定している点と、事実市町の条例で公開されている点を主張されると、裁判所としてもどうしようもないことになります。

すると、非公開ありきで判決を出すには「県の事務事業」という個人の権利利益とは関係ない議論を進めるしかないわけです。

この状況でも、最高裁が「滋賀県の同和地区施設マップを作ることは人権侵害だ」という趣旨のことを言うのか注目されます。また、「同和地区住民と分かると権利利益が侵害される」と言うのかどうかも注目でしょう。おそらく、さすがにそれは言いたくないので最高裁が6条1号を排除したのだと思いますが、今回の裁判はかなり異例な展開なのでどうなるのか最後まで分かりません。

コメント

コメント(3)

  1. 匿名 on

    お疲れ様です。
    いったい何を守りたいのか最後までわからない裁判でした。
    この裁判が始まってから滋賀県内ではどれだけの隣保館が閉鎖したことか。
    結局は滋賀県が同盟に向けたアッピルだけでしたね。

    返信

    • 鳥取ループ on

      東近江市は次々と隣保館を閉鎖しましたが、問題の愛荘町は全部残っています。草津市も鉄壁です。少なくとも、あと何十年かは隣保館は残るのではないでしょうか。

      返信

  2. 通りすがり on

    この「××」は…もしや…

    http://www.hoshishinichi.com/note/

     もっとドギツくて、さすがにここでも一部に伏せ字を使わざるをえないが、やはりSF作家クラブの旅行で大阪に行き、とある駅頭に降り立ったときのことだ。 星さんは何を考えたのか、いきなり同行者たちに無邪気に言い放った。

    「ここでもし××って叫んだら、どんな騒ぎになるか、試してみよう!」

     とっさにそばにいた筒井さんが、顔色を変えて星さんに飛びつくと、苦笑いしながら両腕を抑え込んだものだ。

    「ダメダメダメ、それだけはやめて!」

     生まれも育ちも関東人の星さんには、さほど実感のある言葉ではなかったのかもしれないが、じつは××の部分は、関西人にとっては口にしてはいけないきつい差別用語の一種だった。

     当時はいわゆる“言葉狩り”やマスコミによる“自主規制”が今より行き過ぎていた時代だったから、おそらく星さんの心の内には、そんな時代の風潮に対する嫌悪や反発があったのにちがいない。

     このとき必死に星さんを止めた筒井さん自身が、ずっと後年、言葉狩りや過剰な自主規制にいろんな形で抵抗し、ついには断筆騒動までひき起こす結果になったのは、関係者なら周知のことだ。

     しかし驚いたことに、星さんはこれに懲りずにその数年後、この“××絶叫実験”をとうとう実行してしまったらしい。 たまたま私はその場に居合わせなかったが、今度は小松さんたちが窓際で叫んでいる星さんをあわてて止めに入ったとか。 詳しくは本欄の鏡明さんの項を見てほしい。

    返信

コメントする